岩盤浴とは何か?
岩盤浴とは、40〜50度程度の心地良い温度に温めた天然石の上にバスタオルなどを敷き、横になって全身を温め、発汗する入浴法です。室内は60〜80%の湿度が保たれており、非常に発汗しやすく、しかし心地よく過ごせるため、リラックスしながらデトックス美容効果も期待できると言われています。
このことから岩盤浴はサウナ以上の発汗作用が得られる『お湯を使わないお風呂』『お湯の要らないお風呂』などとも言われています。
岩盤浴には天然鉱石が使われており、これらの石からは遠赤外線やマイナスイオンなどが放出されており、それらの効果もあり相乗効果が期待できます。
最近では、この天然石にラジウム鉱石が使われていることも多く、岩盤浴でもラドンの力を感じることができるのです!
天然のラジウム鉱石からは遠赤外線放射線やラドンマイナスイオンが放出されています。体に害のない微量の放射線などを体内に吸収することで、癌やリウマチ、免疫力の向上など様々な効果が得られると言われています。
海外にもあるラジウム鉱石の岩盤浴!
日本では前回紹介した新潟県の他にも秋田県の玉川温泉が有名ですが、アメリカ・イタリア・オーストリアなどでも洞窟ラドン浴場が有名です。
特にヨーロッパでは、ラジウム鉱石はとても神聖で貴重な石とされているようです。日本とは異なり、海外では鉱山の坑道跡を使い岩盤浴が行われているようです。
中でもオーストリアのバドガシュタイン洞窟岩盤浴では世界中の人が病気治療に訪れているとのことです。
その岩盤浴に行くにはバスローブ姿でトロッコに乗り、洞窟に着くとほぼ全裸で45分間低濃度の放射線を浴び、そしてトロッコで帰ってくるという日本では経験できない自然界の岩盤浴です。
なぜラドンが注目されたのか?
このオーストリアのバドガシュタイン鉱山では、第二次世界大戦の時、ナチスドイツが金や銀の採取をさせるために捕虜を働かせました。そして、その捕虜たちは過酷な労働を強いられていたため、衰弱しきっているものだと思われていました。
しかし戦後、この捕虜たちが疾病率が低く、むしろ健康になり疲れも残らず元気に下山し、その様子を見た人々はその光景に驚いたようです。
その不思議な光景の原因が気になり後に、バドガシュタイン鉱山を調べてみるとラドンガスの濃度が非常に高く、自然界の数千倍以上の高さだと判明したそうです。
これをきっかけにラドンガスの治癒効果などの研究が開始されたのです!
そして、数多くの研究の結果、ラドンガスが人体に対してとても良い効果をもたらすことがわかりました。
現在、オーストリアでは岩盤浴は保険適用の治療法として認められています!
このように、ラドンの力は日本だけではなく、海外でも昔から大きく注目されてきていたようです。
日本でもホルミシス効果を得られるラドン吸入器などの商品が国認定の補助金を受けれるようになり、国からの理解も深まっているように感じます。